査定額 オプション

中古車の査定額は、その車の種類、年式、走行距離、ボディのカラーをはじめとし、外装や内装の状態、汚れや匂いの残り具合などを総合して決められていきます。
そのとき、意外に重要な役割りを果たしているのが、オプションパーツの存在です。

純正のオプションサービスがついていると、査定額はアップしやすく、反対についていないと、査定額がダウンしやすいという特徴があるのです。

たとえば、サンルーフやエアロパーツ、カーナビなど。
これらの純正オプションパーツがしっかり機能していれば、これらのオプションパーツがついていない場合と比べると、二割から三割増しの査定額がつく可能性があります。

反対に、高級車のような車では特に、サンルーフや革シートが取り外されてしまっていると、通常期待できる相場の査定額よりもかなり安い価格でしか引き取ってもらえないことがあるようです。

また、純正オプションではない、改造パーツとしては、エアロパーツ、ホイール、カーナビ、オーディオといった物を装着している場合、査定額アップになりやすいといわれています。
ただし業者によっては、これらの改造パーツは全てマイナスに考えるところもあるようなので、業者選びが肝心になります。

中古車の売却をする際に、査定額がダウンしやすいオプション、というものはなかなかありません。
大抵の場合、オプションをつけているなら、その分の費用はそのまま売却額の上昇につながると思います。

ただ、唯一、査定額のダウンに繋がりやすいオプションがあります。
それは「純正品以外のオプション」です。

トヨタの車ならトヨタの純正品オプション、ホンダの車ならホンダの純正品オプション、といったようにその会社ごとの純正品オプションなら確実に査定額のアップに繋がり、トヨタの車に他社の純正品オプションといった場合でもある程度の査定額のアップに繋がりますが、それ以外の大手車メーカー純正品以外のオプションを付加している場合には査定額の変化はほぼないと考えてよいでしょう。

また、オプションの取付のために車に穴を開けたりする場合には、査定額のダウンに繋がることが想定されます。
ですから、車のオプションを付ける際には、細心の注意を払うことが必要です。
車を売ることを考えているなら、「できるだけ車を傷つけず」「つけるなら純正オプションにする」ことに留意しておくと良いでしょう。